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MECEとは

MECEとは、「モレなくダブりなく」という意味の英語
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭文字を取った言葉です。
MECEは、その言葉通り、ある集合を、全体をカバーしたうえで、「モレなく、ダブりなく」分割する事です。 分解の切り口は、一つとは限りません。様々な切り口の引き出しを持ち、目的に応じた、感度の良い切り口で分解できる様になりましょう。

【目次】
MECEとは
MECEな分解のトレーニング方法
MECEフレームワーク

MECEとは

例えば、問題解決ステップにおいてどこから手をつけていいか分からないような漠然とした大きな問題も解決できる大きさ(レベル)に、細かく分解することで、問題点がどこにあるのかが明確になり、具体的な解決策をイメージが出来るようになります。しかし、この分解する作業で「ダブリ」があったら・・・、問題点を絞り込むことが出来ず、効率的な問題解決は難しくなります。また、「モレ」があった場合には、本質的な問題点を見落としてしまう可能性があります。 更に、問題解決だけでなく、プレゼンテーション・論文・報告書などといったコミュニケーションにおいても論拠に「ダブリ」があれば、同じような事を繰り返し伝える事になり、「モレ」があるば、聞き手にとって納得度の低い主張となってしまいます。 MECEに分類された要素をしっかりと伝えることで説得力のある、わかりやすいコミュニケーションが可能になります。
ミッシー MECE

MECE 例題

例えば、国内のみ対応する配送業者をイメージしてください。一箇所の配送センターに大量の郵便物が集められます。この郵便物を、都道府県という切り口で47に分類することは、MECEな分類です。 他にも、・北海道、東北/関東/北陸、甲信越/東海/関西/中国/四国/九州、沖縄といったエリアでの分類。・荷物の重量別(~1kg,~5kg,~10kg…etc)・速達/通常配送・こわれ物/貴重品…etc など郵便物を分解する切り口はたくさんあります。 まず、重要なのは、 ・この荷物はどっちの分類に入れればいいんだ?(ダブりがある状態)・この荷物はどの分類にも属さないぞ?(モレがある状態) このようなことが発生しないことがMECEな状態です。 次に重要なことは、「何のために分解するのか?」です。差出人の住所別や、受取人の名前別このような切り口でもMECEに分解する事は出来ますが配送センターで荷物を分類するにあたって、意味のある切り口ではありません。当たり前のことと感じるかと思いますが「何のために分解するのか?」目的を意識した切り口を見つけることが重要です。

MECEの注意点

①全体をきちんとイメージする。まず、「全体は何か」対象となる集合体をしっかりとイメージしそのイメーシが間違いないかをチェックすることが重要です。たとえば、「顧客」をMECEに分解するとしたらどのような切り口が考えられるでしょうか?コンビニエンスストアの顧客であれば「男性/女性」でも良さそうですが銀行の場合は、「男性/女性」よりもまず、「個人/法人」と分解したほうが良いでしょう。同じ「顧客」でも自分の立場や目的によって全体のイメージが異なります。まずは、全体をイメージしましょう。 ②違う切り口を混ぜないどんな切り口で分けているのかを意識して違う切り口を混ぜないようにしないとダブりが生じてしまいます。例えば、「顧客」を分けるときに10代、20代、会社員、、、20代の会社員はどちらの分類にも属してしまいます。 ③抽象的すぎる言葉を使わない抽象的すぎる言葉は人によって捉え方が異なる場合があります。 MECEな分解は、誰が分類しても、どちらに分類するか迷うことなくすべてどこかに属する状態です。顧客を分けるときに若年・中年・高齢などの切り口では分解する人の裁量で異なります。この場合は、年齢できれいに区切ってしまうのが良いでしょう。 ④レベル感を合わせる。 MECEな分解をする時には出来るだけ同じくらいのレベル感で分解する癖をつけましょう。例えば、顧客を分類するとき無職、社会人、大学院生、大学生、短大生、専門学校生、高校生、、、と分解するのであればまずは無職、社会人、学生と分けてさらに学生を分解するときに上記のように分けるのが良いと思われます。そのときに社会人の項目は、正社員、契約社員、役員などとわけるとレベル感が近いかと思われます。

感度の良い切り口

MECEな切り口をたくさん見つけることが出来るようになったら感度の良い切り口を見つけ立つことが重要です。 感度の良い切り口とは問題解決において問題点を絞り込める切り口のことです。分解した結果ある部分に問題が集中していることが分かるのが理想的です。逆にMECEな分解が出来ても問題点がいろいろなグループに分散していたらどこに手を打ってよいのかはっきりとしないためあまり意味のない分解となってしまいます。 感度の良いきり口を見つけるには仮説を立てることが重要です。何のために分解するのか目的を意識した上でこう分解したらこういう結果がでるのではないだろうかという仮説のものに切り口を探します。例えばコンビニが半年前と比べて売り上げが落ちているとして問題点は何かを探るためにはどのような分解が必要でしょうか? 半年前に近くの学習塾がつぶれたのであれば顧客の年齢別のデータを比較してみても良いでしょうこれは15歳~20歳の売り上げが減っているのではないか?という仮説を立てていることになります。
ミーシー

MECEな分解のトレーニング方法

部屋にあるもの、会社の人間、時間など、身近にある集合体を、様々な切り口で分解することが、とても効果的です。 更に、自分の思考の範囲で分解を繰り返すよりも同じテーマ(集合体)に、たくさんの人の思考で分解する事が、今の自分に無い新しい切り口を見つける近道だと思います。 当サイト掲示板から、新しいトピック(例題やテーマ)を作成してあなたの切り口をできるだけたくさんアウトプット(コメント)して下さい。そして、他の人の切り口をたくさん吸収して下さい。他の人の切り口に、「モレ」や「ダブリ」が感じられた時には、指摘できることも重要です。これを繰り返すことで、MECEな感覚が磨かれ、切り口の引き出しが増えると思われます。 問題解決能力掲示板へ たくさんの切り口が思いつくようになれば、「意味のある切り口」「感度のよい切り口」を選定する上での選択肢が増えることになります。 MECEは、あくまで手段です、分解する事が目的化しないように・まずは、何のために分解するのか・その切り口に意味があるのかを意識して下さい。

MECEのフレームワーク

オリジナルの切り口がたくさん思いつく事が重要ですが、既存のフレームワークというものもありますので、その一部を紹介いたします。

QCD
QCDとは、飲食サービスの価値要素のことです。品質、コスト、納期、「うまい、安い、早い」はQCDのフレームワークに沿った訴求といえます。

費用のフレームワーク
費用には次のような分け方があります。固定費、変動費間接費、直接費売上原価、販管費、営業外損失、特別損失

利益のフレームワーク
利益=売上げ-コスト・売上・コスト 更に分解すると・・・ 売上=客数×客単価コスト=固定費+変動費 更に分解すると・・・ 客数=既存顧客+新規顧客

FABE
・特徴(Feature) 製品やサービスの客観的な特徴。 例)ノートパソコンだと、HDD・メモリ・CPU・OS・重さ・サイズ。 ・利点(Advantage) 特徴から得られる利点。 例)ノートパソコンが衝撃に弱く壊れやすいという特徴に対して、「落としても壊れない」というのが利点になります。 ・利益(Benefit) 顧客にとってのメリット。 例)衝撃に強いノートパソコンという利点がであれば、 「外出時も肌身離さず」と顧客に対するメリットを訴求することが出来ます。 ・証拠(Evidence) 顧客利益を証明するような事柄です。 例)DVDを再生しているノートパソコンを床に落としても、映像が乱れないなど。  ※プレゼンテーションやセールストークでよく使われます。

PEST
政治・法律(Political)/経済(Economic)/社会(Social)/科学技術(Technological) ※マクロ環境を調べるときに使われます。

3C
市場(Customer)/競合(Competitor)/自社(Company)

マーケティングの4P
製品(Product)/価格(Price)/プロモーション(Promotion)/流通(Place) ※これに営業戦略(Person)を入れて5Pとも言う。

バリューチェーン
製品開発/調達/生産/販売/物流/サービス ※製造業者において、 製品が消費者に届くまでの付加価値を生み出すプロセスのこと。 主プロセスは、「購買物流、製造、出荷物流、販売マーケティング、アフターサービス」の5つ。 側面支援は、「調達活動、技術開発、人事労務管理、全般管理」の4つ。

ファイブフォース
新規参入企業/代替財/買い手/売り手/競合 ※業界分析に使われます。

マッキンゼーの7S
・共通の価値観(Shared Value)・戦略(Strategy)・組織構造(Structure)・スタッフ、社員(Staff)・スキル(Skill)・システム・制度(System)・経営スタイル、企業文化(Style) ※7Sは頭文字をとったものです。

自社分析フレームワーク
・経営資源・戦略・業績・ブランドイメージ・品質・組織力

製品の階層構造フレームワーク
・コア(核) 顧客のニーズを満たす機能・形態   コアに付随する製品特性や品質・付随機能 文字通り付加価値

経営資源フレームワーク
・人・モノ・金・時間・情報

経営力フレームワーク
・成長力・収益力・競争力・安定力・規模

企業ブランドの健全性
・経営全般・製品/サービス・革新性・長期投資価値・ファイナンス・人材確保&維持・社会環境責任・資産活用・国際ビジネス

PLCフレームワーク
・導入期・成長期・成熟期・衰退期

PPMフレームワーク
・ニッチャー(特定部位に特化)・フォロワー(チャレンジャー、リーダーの物まね)・チャレンジャー(差別化)・リーダー(広く深い)

PPMフレームワーク
・花形商品(市場成長○、自社のシェア○)・金のなる木(市場成長○、自社のシェア×)・問題児(市場成長×、自社のシェア○)・負け犬(市場成長×、自社のシェア×)

技生販
技術、生産、販売 ※顧客に物が届くまでの流れを表したフレームワーク。  仕入れや物流、アフターサービスなどを入れるとビジネス・システムと呼ばれるフレームワークになります。

AIDMA 
AIDMAは、認知→理解→欲求→記憶→消費のサイクルの頭文字を表します。 ※AIDMAとは、消費者の行動プロセスのフレームワークです。

5媒体
テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット

時間の3要素
過去、現在、未来短期、中期、長期

PDCA
P(Plan) D(Do) C(Check) A(Action)

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